【空売り戦略の教科書⑦】空売り投資のはじめかた
いざ株式投資における「空売り」を始めようと思っても、ハードルが高いイメージから取引開始に至らない方もいることでしょう。
しかし、意外と気軽にスタートできるのが空売り取引です。空売りに関する基本ルールを確認しながら、取引開始までの手順について、分かりやすい言葉を用いて解説します。
信用取引口座の開設が必要
投資家が空売りをするためには、通常の証券会社で取引が可能です。ただし、通常の証券口座とは別に、信用取引口座(証券会社から融資を受けて証券を買い付けることが認められている証券取引口座)が必要になります。また、信用取引口座(マージンアカウント)の開設には審査があります。
空売り取引をする証券会社の選び方
空売り取引(信用取引)を行うには、売買手数料のほかに、金利や貸株料といったコストが発生します。その信用取引トータルコスト(信用手数料・金利・貸株料)は証券会社ごとに設定が異なっているので、信用取引のコストは非常に重要な要素となります。また、取引アプリの使いやすさも選ぶための要素として考えておくべきです。
ここでは、空売りに対応している証券会社を掲載しております。参考にしていただければ幸いです。
- SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
- LINE証券
- SMBC日興証券
- auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
- 立花証券
- DMM.com証券(DMM株)
- CONNECT
- GMOクリック証券
- むさし証券
- 東海東京証券
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 岡三オンライン証券
- 岩井コスモ証券
- 内藤証券
- 野村證券
- 丸三証券
空売り取引までの流れ
1.保証金を入金する
信用取引口座の開設ができたら、いよいよ具体的な取引のスタートです。
空売り取引を始めるには、信用取引口座に保証金を振り返る必要があります。証券会社によって異なりますが、おおよそ30万円の最低委託保証金が必要で、30万円を下回る場合は取引することができないことにご注意下さい。
2.銘柄検索
保証金の入金が済んだら、いよいよ空売り取引をすることができます。ここでは、楽天証券のweb取引を参考にして、注文のイメージを掴んでいきましょう。
ログイン後に、「国内株式」→「注文」→「信用取引」とクリックして進みます。そして、売買する銘柄名もしくは、銘柄コードを入力して「検索」をクリックします。
3.検索結果から注文入力
信用取引の画面に移ります。検索した結果が、取引したい銘柄と間違いないかを確認してから、注文内容を入力します。
以下、楽天証券の注文画面です。空売りをする場合「売買:売建」にチェックしてください。それ以外は「数量・価格・暗証番号」を入力して、最後に「注文内容を確認する」をクリックします。
注文内容の確認画面が表示されます。「注文」ボタンをクリックすれば、注文内容が発注されます。これであなたの空売り投資戦略のスタートです。
まとめ:実は高くない「空売り」というハードル
さて、信用取引口座の開設から空売り取引をスタートするまでの流れを見てきて、どのように感じましたか?
実際の操作は、「株を買う」操作とほぼ同じで、特に難しくもないと感じたのではないでしょうか。何事も初めて挑戦することには、それなりの抵抗つきものです。しかし、「空売り取引」の現実には、ハードルがさほど高くないことを理解していただければ幸いです。
是非、信用取引口座を開設して、あなたも空売りという新たな戦略にチャレンジしてみましょう。
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